所信表明: g新部 裕は、「Debian開発者の会」2005年度の会長に立候補します。 私の一年間での活動の目標は、現在の謎の団体を解散し、Debianの活動を日本 の中できちんと位置づけることです。 「Debian開発者の会」は日本におけるDebianの活動に必要な組織であったかも 知れませんが、最近はどうでしょうか。初期段階の普及啓発といった当初の役 割を終えていると私は考えます。 日本で運営する団体としては、コンプライアンスの観点からも疑問があります。 一見、定款らしきものや選挙などありますが、日本で運営する団体として必ず しも法にもとづいているとはいいかねる点もあると考えます。 一方、Debian の名を冠していることは、グローバルなDebianの活動の中で、 ある一定の責任もあると思います。 各種メーリングリスト等の情報交換、ホストやネットワークサービスについて は、特定非営利活動法人 フリーソフトウェアイニィアティブへの移管を検討 し、実現していきたいと考えています。イベント等については、LinuxTag e.V., Free Software Foundation, KLDP, Debian China といった海外の団体 と協力するとともに、国内では、特定非営利活動法人 フリーソフトウェアイ ニィアティブ、日本リヌックス協会等と協力していきたいと考えています。日 本OSS推進フォーラム等、政府関連の活動へもDebianの活動の露出をするべき と考えています。 日本におけるDebianの活動を進めるためには、停滞久しい「Debian開発者の会」 を解散し、組織の維持ではなくその活動の発展を中心として再構成が必要と考 えています。 皆様の御理解と御協力をお願いいたします。